スジ入れ加工とは

スジ入れ加工は、「筋押し加工」「筋付加工」など様々な呼び方があります。

1言で申しますと、印刷した紙を

【綺麗に折りやすくするため】

スジ(折り目)を入れる加工です。

 

街で見かける「スジ入れ加工」は様々な所に存在しています。

お店のメニュー・カレンダー・招待状・同人誌・企業案内。

また、立体的なPOPや販売促進物、飛び出す絵本など、

印刷物を2Dの世界から3Dの世界に変化させることの出来る加工です。

 

では、なぜ折りやすくするのでしょうか。
1. 【 背割れ】という現象を抑える為
2. 【正確に】紙を折り曲げる為
3. 【綺麗な】折筋を見せる為

 

筋付加工を行えば、折をつけた時に、使用される紙の厚さや材質により、「背割れ」を起こし難くすることが可能です。(折り加工により、折り目・印刷がひび割れて白く見える現象)

 

石川紙器では、1~3の工程を「大量、迅速」に【自動平板打ち抜き機】を用いて作成しております。

大企業の印刷会社様から個人事業主様のまで幅広いお客様の下請けとして、創業70年作業させて頂いております。
※筋付画像を添付 例 飛び出す絵本など

 

スジ入れ加工と折加工の違い

「折加工」は、紙を様々な方法で折り紙の様にたたみます。

折加工の種類は多く存在しており、蛇腹折や観音折など用いられる用途により手に取った人の印象を大きく変えることの出来る加工です。

小さい頃に、動物園・遊園地などで施設マップなどを手にし、「折加工されている冊子」を開いて見る時のドキドキ感は大人になった今でも忘れません。

 

それに対して、「スジ入れ加工」は折加工の前段階工程となります。

また、折加工の難しい「紙厚」(四六版135Kg以上)に施します。

スジを入れることで、背割れを起こし難くし、正確に折を行うことを可能とします。

 

スジ入れ加工を自分でやるやり方

街の自治会や幼稚園の行事など、小ロットのものは、ご自身でスジを付けたいと考える方もいらっしゃいます。

 

ここでは、筋付け加工やり方の一例をご紹介致します。

準備するもの・スジを入れたい紙・竹ヘラ・針金(加工したい紙厚によって、針金の太さ変わる)・スジ入れをしたい紙よりも大きく厚い紙(画用紙を3枚ほど重ねてもok)

 

1画用紙へ直線に針金をはる
2針金に竹ヘラを押し付けて、竹平にU字の窪みを作る
3スジを入れたい箇所に印をつける
4針金と印をつけた個所を正確に合わせる(裏表が重要。折りたい方向を重ねる)
5竹ヘラの窪みと針金とスジ印を合わせて、紙の上から押しけ竹ヘラを移動させる
6綺麗なスジが完成する。

 

スジ入れ加工の方向・背割れ・裏表について

・「紙の背割れ」について

※背割れPDFの割れているaiファイルの一部を切り取り背割れ状態を説明※

 

・スジ加工の方向について

原文 凹が外、凸が内 正解は、凹側を外にするのが正解です

 

・スジ加工の裏表について

※背割れPDFをここに挿入 aiには説明文書を追記必要

 

スジ入れ加工の厚紙・薄紙について

・このくらいの紙厚が適している

・石川紙器で出来る、紙厚の厚さ

・薄物だとどうしてダメなのか

 

 

スジ入れ加工例 ~加工+デザイン=用途~

石川紙器では、「スジを入れる」だけではなく、商品作成のデザインも提案させて頂いております。

 

スジを入れることで、可能になる広告・商品は無限大です。

お店のメニュー・カレンダー・招待状・店頭POP・企業案内などは勿論、立体的な商品の作成までお手伝い致します。

 

※筋付デザイン例※

立体的なPOPをスジで表現・箱のデータ

 

スジ入れ加工 コストダウン提案

紙加工では、「通し枚数」「加工形式」「紙種類・紙寸法」「納期」「デザイン」などの様々な要因から値段が変動致します。

特に、「紙種類・紙寸法」「加工形式」は、同じ商品を作る場合でも工夫1つで値段も上下します。

まずは、【使用用途】からお話し頂き、一度ご相談下さい。

 

 

 

料金

基本料金 8000円
筋間隔・筋方向・筋本数により、金額は変わります。

~注意事項~                
・縦or横の同一方向のみ加工可能です。T字型や十字型のスジはお受け出来ません。
・筋を入れることのできる本数と間隔は、-------------となります。
・紙が薄い場合、筋入れ加工により製品が切れてしまう可能性があります。(斤量 000kg 以上推奨)
・スジ入れ加工には位置に、多少のズレが生じる場合がございます。

必要情報

~加工型のため~
1.筋付を行う印刷データ、または見本などをご用意下さい。
2.製品表面と裏面のご指示をください
3.筋を入れる位置をご指示をください(入稿データの仕上がりサイズの外へ、十字トンボで確認可能)
4.「山折り(筋入れの凹)」or「谷折り(筋入れの凸)」のご指示をください

~作業のため~
1.納品日
2.加工枚数
3.梱包方法
4.納品方法

(初めての作業の場合、型作成も含めて日数が必要となります)